毎月お客様の会社を訪問する3つの理由
会社が生き残るためには適時かつ正確な業績把握が必要だから
会社をとりまく状況の変化が年々速くなる昨今、社長の経営判断の遅れが将来を大きく変えてしまうほど会社は厳しい経営環境にさらされています。この厳しい状況下で生き残っていくためには、経営者がタイムリーに業績を把握することが絶対に必要です。
遅くとも翌月中には当月分の業績を把握し、そのデータを基に的確な経営判断を行い、課題に絶えず挑戦することが会社を発展させていく唯一の方法であるといっても過言ではないでしょう。そのため、山口拓税理士事務所では毎月の訪問により正確な会計データの作成をサポートすることで業績を把握し、より高みを目指した経営改善を念頭に置き、経営者の意思決定に役立つタイムリーな情報提供を行って参ります。
適時な会計帳簿の作成は決算書の信用力向上につながるから
もし、あなたが銀行の融資担当者であったとしたら、次のどちらの会社と取引をしたいと思いますか?
いうまでもなく後者のほうと取引をしたいと思うのではないでしょうか。しっかりとした経営者の顔も浮かび上がります。
このように、毎月の会計データをその都度確定し、証拠として積み上げていくことが業績把握につながり、結果的に金融機関や取引先の絶大な信用を勝ち取ることになります。なお、参考までに会社法432条第一項には「適時に、正確な会計帳簿を作成しなければならない」と規定されており、この義務を履行することにもつながります。
適正な決算及び税務申告を行うために必要だから
会社は少なくとも年に1度決算を行って、財政状態や経営成績を明らかにしなければなりません。しかし、決算日が過ぎてから1年分の会計データを集計したり、常に2~3か月遅れて月次の業績を把握したりしているようでは、決算数値予測や納税予測などできるはずがありません。経営者としての資質も疑われます。
決算日後に過去にさかのぼって会社の都合の良いように売上げを水増ししたり仕入れ・経費の繰り延べを行うと粉飾決算となり、逆に売上げを翌期に繰り延べたり、仕入を水増ししたりすると脱税となって、どちらも会社の真の姿とは呼べない決算書・税務申告書が出来上がります。こんな偽りの数値に何の意味があるでしょうか?経営改善云々以前の問題です。
適正な決算・税務申告を行うためには、日付をさかのぼって体裁を整えるのではなく、毎月その都度当期の決算数値を予測し、会社にとって望ましい決算及び税務申告ができるように対策を講じていくことが、大企業から中小企業まですべての会社にとって必要不可欠です。
==著書の紹介==
「改正・税率引上げ・経過
措置と消費税実務」
(JPマーケティング(株))
近畿税理士会所属 |